逸材23歳は「間違いなく未来のエース」 新人と思えぬ安定感…“引退寸前”から大成功
1年目を終えた楽天・荘司、立大入学後は肩の痛みに悩まされていた
楽天の荘司康誠投手は、昨年のドラフト1位で入団し、今季は5勝をマークした。序盤は勝ち星に恵まれなかったが、ゲームを作る好投を披露し、ポテンシャルの高さを見せつけた。「パーソル パ・リーグTV」では、今季の投球を特集。「間違いなく未来のエース」「5勝以上のインパクト」とファンも胸を躍らせている。
荘司は立大に入学後は2年間リーグ戦登板は無し。原因不明の肩の痛みに悩まされ、一時は学生コーチやマネジャーへの転身を考えたこともあった。そんな中、トレーナーから投球指導を受けたことをきっかけに、怪我が劇的に回復。球速も150キロを超えるまでに伸びた。
3年秋には6試合に登板して150キロを計測し、注目を集めた。4年時にはエースとして春には防御率1.72をマーク。夏には大学代表に選ばれ、ドラフト前には楽天から1位指名を公表された。
今季序盤は試合を作りながらも援護に恵まれず、6月まで勝ち星が付かなかった。7月5日に9度目の先発でようやく初勝利を挙げると、7月は3度の先発で防御率1.40をマーク。初勝利以降は負けなしで5勝を記録。ルーキーとは思えぬ安定感のある投球を見せた。
「パーソル パ・リーグTV」が公式Youtubeに公開した動画では、「平均球速も速くてスタミナもある。今の楽天にとって貴重すぎる存在」「伸び代しかない」「みててワクワクします」「2桁余裕で行ける能力ありますよ」「楽天の明るい話題」などと期待の声が多く寄せられていた。