大谷翔平、WM閉幕で決断間近か 本命ド軍は“17番問題”が解決、Bジェイズも最終候補

エンゼルスからFAとなっている大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスからFAとなっている大谷翔平【写真:ロイター】

ド軍合意のジョー・ケリーは背番号17からの変更を快諾

 米テネシー州ナッシュビルで行われていたメジャーリーグのウインターミーティングは7日(日本時間8日)に閉幕した。エンゼルスからFAとなっている大谷翔平投手の去就は決着せず。MLBネットワークのジョン・モロシ記者は「今週末」と決断時期を予想。メジャー史上最高額、6億ドル(約880億円)とも言われる争奪戦は最終コーナーを回っている。

 最有力候補に挙がるドジャースは「背番号問題」が解決した。救援右腕ジョー・ケリーと1年800万ドル(約11億5000万円)で再契約することで合意。通算450試合登板を誇る35歳右腕は2019年から背番号17を付けているが、USAトゥデイ紙によると、大谷が加入するなら背番号変更を快諾するという。

 大谷は日本ハムでは「11」を背負い、エンゼルスでは「17」。今春のWBC日本代表では「16」を付け、「背番号はあまりこだわりはない。日本代表では16番という印象が強い」と明かしていた。ドジャース入りとなれば、2021、2023年とMVPに輝き、ファンにとっては印象深いナンバーを用意されることとなりそうだ。

 ドジャースと共に最終候補にあがるブルージェイズの17番は、通算83勝右腕ホセ・ベリオスが付けている。日本ハム時代の11番はボー・ビシェット内野手、侍ジャパンでの16番は花巻東高の先輩に当たる菊池雄星投手のナンバーだ。仮にブルージェイズ入団となれば、何番をつけるかにも注目が集まる。

 大谷争奪戦については当初ウインターミーティング開催期間中の決着が期待されていたが、決まらなかった。FA市場は停滞することとなったが、前例のない二刀流選手のFA交渉の長期化は当然か。野球人生を大きく左右する大型契約となるだけに、ベストな決断を期待したいところだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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