“激変”した巨人の内野陣 開幕投手は0勝…1年経って振り返る開幕スタメン
1番には現役ドラフトで加入のオコエ瑠偉が抜擢
巨人は今季4位でシーズンを終え、2年連続のBクラスとなった。開幕戦には、現役ドラフトで加入した選手や新助っ人を起用し、スタートを切った。全選手が目標の1つにする「開幕スタメン」のメンバーは今季どうだったのか、検証する。
東京ドームで行われた中日との開幕戦では、3人の新加入選手がスタメンに名前を連ねた。1番には現役ドラフトで獲得したオコエ瑠偉が左翼手で名を連ねた。3月・4月は2本塁打を放つなど21試合に出場したが、調子を落として5月上旬に登録抹消された。
タイラー・ビーディ投手は、2017年のマイルズ・マイコラス投手以来となる助っ人での開幕投手となった。開幕戦では勝ち負けが付かず、4月には4敗。その後は中継ぎに配置転換となるなど、30試合の登板で0勝6敗7ホールド、防御率3.99だった。
内野のポジションも、1年経って大きな変化があった。開幕時はベンチスタートだった門脇誠内野手が、守備固めでの起用から結果を残し、遊撃手のレギュラーを掴んだ。終盤は坂本勇人内野手が三塁に挑戦し、岡本和真内野手は一塁での出場がメインとなった。
また、ルイス・ブリンソン外野手は88試合の出場で打率.248、11本塁打。新センターとして期待されたが、プレーに粗さが目立ち、ビーディとともに保留選手名簿から外れて自由契約となった。
開幕時は8番だった大城卓三捕手は、結局5番や6番での起用が多くなった。5月以降は秋広優人内野手も出場機会を増やし、右翼や左翼で出場。終盤には梶谷隆幸外野手や長野久義外野手も1番を務めた。開幕時の“ベストメンバー”も1年が経つと、様変わりする。来季はどんな布陣になっているのか。