覚醒できず1年で戦力外も…ブレーク目立ったセ まもなく第2回、現役ドラフトの明暗

中日・細川成也、巨人・オコエ瑠偉、阪神・大竹耕太郎(左から)【写真:荒川祐史】
中日・細川成也、巨人・オコエ瑠偉、阪神・大竹耕太郎(左から)【写真:荒川祐史】

セ・リーグでは大竹耕太郎、細川成也が大ブレーク

 出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させることを目的とした「現役ドラフト」の2回目が、8日に行われる。昨年初めて実施され、新天地でプレークした選手もいれば、1年で戦力外となった選手も多い。第1回のセ・リーグ球団の成果を振り返る。

 阪神はソフトバンクから大竹耕太郎投手を獲得した。2019年には17試合に登板も、以降は登板数が減少。左腕が補強ポイントだった阪神では、自己最多の21試合に登板して12勝2敗、防御率2.26と大ブレークを果たし、日本一に貢献した。

 広島は戸根千明投手を獲得。昨季の9試合登板から、今季は24試合に登板。1勝0敗5ホールド、防御率4.64だった。巨人に加入したオコエ瑠偉外野手は、開幕スタメンを掴むなど41試合に出場。契約更改では250万円増の年俸1200万円(金額は推定)でサインした。

 中日は細川成也外野手が大活躍。DeNAでは6年間で123試合の出場だったが、今季は1年だけで140試合に出場し、24本塁打78打点、打率.253と一気に才能が開花した。

 一方で、1年でチームを去ることになった選手もいる。DeNAが細川と入れ替わる形で獲得した笠原祥太郎投手は、昨季は4試合登板だったが、移籍後は2戦2敗。ヤクルトがロッテから獲得した成田翔投手は3試合の登板に終わり、ともに戦力外となった。

(Full-Count編集部)

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