「弱さと向き合っている」 澤村拓一の言葉が大反響「熱い漢でほんとかっこいい」
ロッテ澤村が球団公式YouTubeで“熱語り”、坂本も大きくうなずいた
ロッテの澤村拓一投手の“熱い言葉”が反響を呼んでいる。球団公式YouTubeが公開した映像。日米での豊富な経験を持つ35歳が、今のロッテに必要なことや「弱さと向き合う」ことを語る姿に、ファンは「澤村選手の考え方ってプロ野球選手じゃない自分にもすごい響くな……」「めちゃくちゃカッコいい。男としてリスペクトします」「熱い漢でほんとにかっこいい」と反応している。
坂本光士郎投手とともに、自主トレに出発するため成田空港に向かう車中に密着した映像で、澤村はシーズン終了後に選手らで食事会を行った際のエピソードを披露。「心技体どれが大事か。みんな技って言った。僕は心。挫折しているし、このまま終わっていくんだろうなと思っていた時期もあったので。プロだからもちろん技術はみんなある。ただこのチームに関しては、僕の意見は、心の部分が技術を引っ張っていかないとダメ。束なってくるから、必ず」と力説し、坂本も大きくうなずいた。
2010年ドラフト1位で巨人に入団。新人だった2011年から2桁勝利を挙げ、2016年には抑えとしてセーブ王に輝いた。しかし故障による低迷もあり2020年途中にロッテにトレード移籍。レッドソックスでの2年間を経て今季ロッテに復帰と、13年間のプロ生活で酸いも甘いも味わってきた。
だからこそ言葉には実感がこもる。「143試合やっていたら体きついな、今日グラウンド行きたくないなって日がある。中継ぎなんかは、打たれて次投げるときが怖い。これを怖いと言えるかどうか。怖いという弱さと向き合っているから怖いと言える。恥ずかしくもなんともない。それはそこに立った人間しか分からないので。その弱さと向き合う、そこから逃げない」と自らと向き合っている。
この動画は、公開から3日ほどで6万回再生を突破。「澤村さんって人間力の塊だね」「澤村が上司だったら人間的に成長できそう」「言葉一つ一つが心に響いてきました」「ロッテにこういう熱い先輩来てくれるの本当にありがたい」とファンの心を打った。