“第2の大竹”へ…オリ152キロ右腕が現役ドラフトで阪神移籍「僕も続けるように」
オリックス漆原が現役ドラフトで阪神へ移籍「若い選手の勢いに負けないように」
現役ドラフトで阪神に移籍が決まったオリックスの漆原大晟投手が8日、球団事務所を訪れた。リーグ3連覇のチームから日本一球団へ移ることになり「阪神さんも強力な投手陣。なんとか食い込んでいけるように頑張りたい」と、意気込みを口にした。
漆原は2018年育成ドラフト1位でオリックスに入団。2020年の春季キャンプ中に支配下登録を勝ち取ると、ここまで中継ぎとして通算72試合に登板し2勝2敗4セーブ、10ホールド、防御率3.14の成績を残した。最速152キロの直球を武器にスライダー、カーブ、フォーク、シュートを織り交ぜる右腕で、今年も1軍では16試合に登板している。
今年の日本シリーズで死闘を演じた阪神への移籍に「若い選手も力がある球団。若い選手の勢いに負けないように。来年28歳なので、そこに入っていけるように。強力なチームなので1試合でも多く貢献したい」と語った。岡田監督の印象については「就任1年目でリーグ、日本一を達成している。中嶋監督とは違う野球の考え方があると思うので、一つでも多く吸収できれば」と口にした。
阪神には今年、同制度でソフトバンクから移籍した大竹が12勝を挙げ一気にブレークした例もある。先発と中継ぎでタイプは違うが「僕も続けるように、気持ち新たに。またフレッシュな気持ちで頑張っていければいい」と、新天地での活躍を誓った。
熟考の末、漆原の放出を決断した福良淳一GMは「チャンスかなと、漆原のためには。求められていくから、頑張ってこいと本人には伝えた。(オリックスでは)本当によくやってくれた」と、エールを送っていた。
(Full-Count編集部)