馬場皐輔は巨人で貴重な戦力に? 現役ドラフトで移籍の元ドラ1…2軍で圧倒した「1.56」

阪神・馬場皐輔【写真:荒川祐史】
阪神・馬場皐輔【写真:荒川祐史】

今季は19試合の登板で2勝1敗3セーブ、防御率2.45だった

 阪神の馬場皐輔が8日、現役ドラフトにより巨人に移籍することが決まった。今季は19試合の登板で2勝1敗3セーブ、防御率2.45だった馬場だが、ウエスタン・リーグでは28試合に登板して3勝1敗、防御率1.97の成績を残した。数々の指標でも高数値を残しており、新天地で復活する可能性はありそうだ。

 セイバーメトリクスの指標などを用いてプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、与四死球、奪三振、被打球による投手評価「tRA」は、2軍で30イニング以上投げた投手の中で3位の1.56だった。

 また奪三振割合「K%」は同5位の30.6%、奪三振割合と与四球割合の差「K-BB%」は同7位の24.8%、1イニング当たりの与四球+被安打「WHIP」は同11位の0.84など高い指標となっている。

 2017年ドラフト1位で仙台大から入団。2020年には救援として頭角を現し、2021年にはキャリアハイの44登板で10ホールドを挙げた。今季は優勝に導いた充実した救援陣に割って入ることができなかったが、まだ28歳で来季がプロ7年目。今季チーム防御率リーグ5位の3.39に終わった巨人で、もうひと花咲かせることができるだろうか。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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