300億円級の契約、戦力外に現役ドラフト 動かぬは虎右腕のみ…九州四天王“激動のオフ

巨人・太田龍、ヤクルト・梅野雄吾、オリックス・山本由伸、阪神・浜地真澄(左から)【写真:編集部、小林靖、荒川祐史、矢口亨】
巨人・太田龍、ヤクルト・梅野雄吾、オリックス・山本由伸、阪神・浜地真澄(左から)【写真:編集部、小林靖、荒川祐史、矢口亨】

ヤクルトの梅野が現役ドラフトで中日に移籍

 第2回現役ドラフトが8日に行われ、ヤクルトの梅野雄吾投手が中日へ移籍した。ここまで216登板と経験値もある右腕だが、今年はわずか5試合の登板。同じセ・リーグの新天地で再起を目指す。福岡・九産大九産高時代、“九州四天王”の1人として注目を浴びた。ここでは九州を沸かせた1996年生まれの4人の現在地を見てみる。

 梅野は1年目の2017年に1軍デビュー。2018年から5年連続2桁登板、2019年には68試合に登板し、2勝3敗4セーブ28ホールド、防御率3.72の好成績を収めていたが、今年はわずか5登板に終わっていた。

 4人の中で最も好成績を残しているのがオリックス・山本由伸投手だ。宮崎・都城高からドラフト4位で入団した右腕は、2021年から2023年まで3年連続投手4冠(最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振)と最優秀選手賞(MVP)を獲得。NPBでは今や敵無しでオフにポスティングシステムによるメジャー移籍を目指している。米報道によると、その契約規模は2億ドル(約290億円)とも言われている。

 同じくドラフト4位で福岡大大濠高から阪神入りした浜地真澄投手は2022年に52試合に登板し、1勝3敗21ホールド、防御率1.14の好成績を残したが、今季は防御率5.86と悪化。来季の復活に期待がかかる。

 鹿児島・れいめい高の太田龍投手はJR東日本を経て2019年のドラフト2位でプロ入り。しかし、1軍登板がないまま、2022年に育成契約、2023年に戦力外通告を受け、12球団合同トライアウトを受けていた。

(Full-Count編集部)

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