ブルージェイズの提示額は「ドジャースと同じくらいだった」 大谷翔平を逃した舞台裏
地元放送局「スポーツネット」のブルージェイズ番記者が明かした
エンゼルスからフリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、自身のインスタグラムでドジャースとの契約に合意したと発表した。一方、最後まで争奪戦を繰り広げたブルージェイズは、一度は合意目前とまで報じられながらも逃した。地元放送局の記者は「ブルージェイズが提示した最高額のオファーは、ドジャースと同じくらいだった」と伝えている。
地元放送局「スポーツネット」のブルージェイズ番記者ベン・ニコルソン・スミス記者は、「ブルージェイズがどれだけオオタニ獲得に迫ったかに関しては、2度MVPを獲得したオオタニにしか答えられない質問だ」と言及。「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者は、大谷翔平が本拠地のトロントに向かっていると報じたが、複数の記者から否定されて謝罪する展開になっていた。
ニコルソン・スミス記者は「しかしながら、その契約交渉に詳しい関係者によると、ブルージェイズが提示した最高額のオファーは、ドジャースと同じくらいだったとしている」と舞台裏を明かす。「その交渉に通じた情報筋いわく、ブルージェイズは『ちょうどその辺り』だったとして、オファーは非常に競争力の高いものだったと表現した」と指摘した。
さらには「最終的な数字に関する詳細はわかっていないが、7億ドル(約1018億円)のオファーとちょうど同じくらいとなると、(ブルージェイズの最終的な)オファーは6億ドル(約872億円)を優に超えていたことを間違いなく示唆している」とも。惜しくも逃してしまったが、大谷への本気度を伺えるオファーだったようだ。
(Full-Count編集部)