大谷翔平の移籍が誘発しそうな“実質トレード” 米記者予想…割食らうド軍DHの行方
JD・マルティネス獲得に「エンゼルスは間違いなく可能性がある」
エンゼルスからフリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平投手がドジャース移籍を決断したことで、FA市場では影響が出ると予想される。割りを食らうことになるのが、ドジャースからFAとなっているJD・マルティネス外野手だ。米メディアは、エンゼルスが獲得する可能性も報じている。
メジャー通算315本塁打、1002打点を誇り、今季も打率.271、33本塁打、103打点と好結果を残していた。しかし、指名打者というポジションは大谷と被り、このオフ、ドジャースはマルティネスにクオリファイング・オファー(QO)を提示していなかった。
大谷がドジャース入りすることにより、マルティネスの再契約は絶望的に。米紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は「JD・マルティネスは、新天地を探さないといけない」した上で、候補先として「エンゼルスは間違いなく可能性がある」と言及した。
大谷が抜けたエンゼルスはマイク・トラウト外野手も来季で33歳となり、ここ数年は怪我に苦しんでいる。ナショナルズ時代の2019年に打率.319、34本塁打、126打点で世界一に貢献したアンソニー・レンドン内野手もエンゼルス加入後は毎年のように怪我に苦しんでいる。ミッキー・モニアック外野手ら若手はまだ成長途中だ。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」のニック・ディーズ氏はヘイマン記者の投稿に言及。トラウトやレンドンらの状態が上向けば「チームの改善へ向けて球団内部で取れる手段になるかもしれない」としつつも「オオタニの退団による損失を和らげるために球団外から打者を獲得せずには、エンゼルスが競争力の高いチームとして存在するのは想像しがたい」とマルティネス獲得の利点を説いた。
(Full-Count編集部)