残るは3人…7人のFA宣言選手、続々去就決定 行使発表から1か月…山川穂高どうなる?
西武・平井克典とロッテ・田村龍弘はそれぞれ残留することが公示された
日本野球機構(NPB)は13日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使していた西武の平井克典投手、同海外FA権を行使していたロッテの田村龍弘捕手がそれぞれ残留で合意したことを公示した。今オフは7人がFA宣言したが、去就未発表は3人となった。
国内FA権を行使したのは平井を含めて5人。広島の西川龍馬外野手は、11月22日にオリックスに移籍することが発表された。今季109試合に出場してリーグ2位の打率.305、9本塁打、56打点をマークした28歳の好打者が、初めてパ・リーグに移る。オリックスの山崎福也投手は大争奪戦の末、日本ハムへ。今季11勝の左腕が最下位からの巻き返しに一役買う。
一方、いまだ発表されていないのが西武の山川穂高内野手とDeNAの石田健大投手だ。3度の本塁打王を誇る山川は5月に強制性交等の疑いで書類送検されたことが報じられ、8月に不起訴処分となったが、9月4日に球団から無期限の公式試合出場停止処分を科された。「FA宣言が持つ、選手の権利として定められた制度という理解を超え、これまで聞くことがなかった声をお聞かせ頂くことで、自分自身を戒めることとなるのではないかとも考えました」としていたが、11月14日に行使を発表してから間もなく1か月となる。
石田は5年ぶり3度目の開幕投手を務めた今季、23試合の登板で4勝9敗、防御率3.97。2020年には救援として50試合に登板しており、両方を担える貴重な左腕として残留を含めて熟考している模様だ。
海外FA権を行使した楽天の松井裕樹投手は、メジャー挑戦を目指す。プロ入りから10年間で通算501試合に登板し236セーブを誇り、複数のメジャー球団から興味を示されている。12月も中旬に差し掛かり、各選手はどのような決断を下すのだろうか。
(Full-Count編集部)