“泣き所”解消へ…巨人が進める積極補強 宿敵の元ドラ1、新人王の変則右腕ら
巨人は現役ドラフトで馬場、トレードで高橋礼、泉、近藤を獲得している
プロ野球の現役ドラフトも8日に終了。フリーエージェント(FA)権を行使してまだ去就が定まっていない選手もいるが、2024年シーズンに向けて各球団ともチームの骨格が少しずつ見えてきたところだろうか。3年連続で優勝を逃した巨人はこのオフ、投手補強に力を注いでいる。
11月6日にソフトバンクと2対1のトレードを成立させた。昨季23発のアダム・ウォーカー外野手を放出して高橋礼、泉圭輔両投手を獲得した。右下手投げの高橋礼は12勝を挙げた2019年に新人王に輝き、翌2020年には52登板で23ホールドを挙げた。実力発揮なら大きな戦力になる。泉も昨年までの3年間は30試合に登板した実力派だ。
さらに11月8日にはオリックス近藤大亮投手をトレードで獲得した。32歳右腕は2017年から3年連続50登板以上の実績を誇る。右肘手術を経て復帰し、今季は1軍で12登板、2軍では33登板で防御率1.08だった。通算71ホールドで、勝ちパターンでの登板も期待される。
そして、現役ドラフトでは阪神から馬場皐輔投手を獲得した。2017年ドラフト1位で仙台大から入団し、2021年にはキャリアハイの44登板で10ホールドをマーク。今季は1軍で19登板、2軍でも28登板で3勝1敗、防御率1.97の好成績だった。
今季チーム防御率は3.39でリーグ5位。救援に限ると3.83でリーグワーストだった。4投手の通算ホールド数は139で、ブルペンを担える投手を数多く迎え入れている巨人。V奪回へ、助っ人を含め今後の補強も注目される。
(Full-Count編集部)