大谷翔平に立ちはだかるド軍の“壁” 10年でたどり着けぬペース…レジェンドが築いた「81」

大谷翔平(左)と野茂英雄(写真はドジャース時代)【写真:Getty Images】
大谷翔平(左)と野茂英雄(写真はドジャース時代)【写真:Getty Images】

ド軍での日本投手最多勝は野茂英雄氏の81勝

 ドジャースと10年総額7億ドル(約993億円で)で契約した大谷翔平投手。過去に9人の日本選手がドジャーブルーのユニホームを来たが、最もインパクトを残したのは野茂英雄氏だろう。ドジャースであげた通算81勝は日本投手で最多だ。

 野茂氏は1995年にドジャースに入団。「トルネード旋風」を巻き起こし、13勝で新人王を受賞した。以降も16、14勝と3年連続2桁勝利を挙げ、2勝にとどまっていた1998年途中にメッツへ移籍した。

 ブルワーズ、タイガース、レッドソックスを経て2002年に復帰。2004年までの3年間で16、16、4勝を挙げた。ドジャースでは通算191登板で81勝66敗、防御率3.74。1217回1/3を投げて1200三振を奪った。

 大谷はエンゼルスの6シーズンで38勝19敗、防御率3.01をマークした。右肘手術の影響で2019年は未登板で、短縮シーズンだった2020年も2登板にとどまっている。

 しかし、直近3年間では34勝16敗。2度目の右肘手術の影響で来季は登板しないが、2025年からの9年間で81勝は、実現不可能な数字ではないだろう。レジェンド右腕を超えることができるか、そんな楽しみも日本ファンには加わる。

(Full-Count編集部)

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