大谷翔平、移籍決断は発表前夜「気持ちに従った結果」 理由きっぱり「勝利が一番大事」

入団会見に臨んだドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
入団会見に臨んだドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

ドジャース入団会見「僕自身の優先順位は一番上の所」

 ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、ドジャースタジアムで入団会見を行った。ドジャース入りを決断したのは8日(同9日)の夜だと明かした。「決断を伝える前の日の夜というか、発表したのは次の日の夜なので、前の晩ですかね」と語った。

 理由については「交渉させていただいたすべての球団の皆さんと話しをさせていただいて、どの球団も素晴らしかったですし、何球団誘いをいただいてもイエスと答えられる球団は1つしかない。ここでプレーしたいなという気持ちに気持ちに素直に従った結果」と説明した。

 チームは直近11年で10度の地区優勝を果たしている。「僕自身の優先順位は一番上の所。野球選手として、あとどれくらいできるか分からない。勝つことが一番大事なことかなと」と、勝利が優先事項だと明かした。

 会見にはアンドリュー・フリードマン編成本部長らドジャース首脳陣、水原一平通訳、代理人のネズ・バレロ氏も出席。ファン非公開で、報道陣のみに公開された。

 大谷は11月2日(同3日)に初めてFAとなり、争奪戦にはドジャースをはじめ、ブルージェイズ、ジャイアンツ、エンゼルスなどが参戦。各球団との交渉は水面下で行われ、9日(同10日)に自身のインスタグラムで契約に合意したことを投稿。代理人のネズ・バレロ氏が所属するCAAスポーツは、プロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1000億円)の超大型契約を発表していた。

 ドジャースとの契約期間中は1年平均200万ドル(約2億8000万円)で、契約金総額の97%に当たる残りの6億8000万ドル(約964億5000万円)は2034年から2043年に「後払い」となる異例の内容となった。また、トレードを拒否できる権利や条件付きで契約を破棄できる条項が盛り込まれ、総額から最大1%の金額を球団の慈善団体に寄付することも含まれているという。

 11年連続でポストシーズン進出中のドジャースは野茂英雄ら多くの日本選手が所属し、大谷は10人目となる。9月に右肘手術を受けており、来季は打者に専念する。来季の開幕戦は3月20日、韓国・ソウルで行われるパドレス戦。いきなりダルビッシュ有投手とメジャー初対決する可能性もある。

(Full-Count編集部)

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