大谷翔平、1015億円も「受け取れる金額を我慢して」 球団に配慮「全然後払いでいい」

入団会見に臨んだドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】
入団会見に臨んだドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

大谷会見にはフリードマン編成本部長、水原通訳も同席

 ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、ドジャースタジアムで入団会見を行った。会見では10年総額7億ドル(約1000億円)の異例契約についても言及。「自分が受け取れる金額を我慢してペイロールに柔軟性を持たせることができるのであれば僕は全然、後払いでいいです」と話した。

 大谷がドジャースと結んだ契約は、契約金総額の97%に当たる残りの6億8000万ドル(約964億5000万円)は2034年から2043年に「後払い」となる異例の内容。契約期間中は1年平均200万ドル(約2億8000万円)となる。また、トレードを拒否できる権利や条件付きで契約を破棄できる条項が盛り込まれ、総額から最大1%の金額を球団の慈善団体に寄付することも含まれているという。

 大谷は後払いについて「元々どの選手も大型契約についてはつくことではありますので。パーセンテージに関しては、選手に一任するところではありますので」と説明。他球団にも同じ条件を提案したとされていたが「他球団に関しては、今も他の選手と交渉をしている最中だと思うので。具体的な球団名や交渉の内容は僕の口から言うことができない」と配慮し、言葉を濁した。

 11年連続でポストシーズン進出中のドジャースは野茂英雄ら多くの日本選手が所属し、大谷は10人目となる。9月に右肘手術を受けており、来季は打者に専念する。来季の開幕戦は3月20日、韓国・ソウルで行われるパドレス戦。いきなりダルビッシュ有投手とメジャー初対決する可能性もある。

【会見映像】ドジャースユニ&キャップを初披露! 笑顔で球団幹部らと握手を交わす大谷翔平

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