大谷翔平が生んだ世界一への本気度「50億円」 さらなる補強を可能にした“異例契約”
大谷の“後払い”の恩恵もあり、ぜいたく税の規定までド軍は約50億円を使える
ドジャースに移籍した大谷翔平投手は14日(日本時間15日)に入団会見に臨み、新たなユニホームに袖を通した。10年総額7億ドル(約993億円)のメガ契約ながら、大半は後払いという異質の形態。実際に約50億円の余裕が生まれ、さらなる補強を可能にするという。
大谷は年平均の年俸7000万ドル(約99億3000万円)のうち、6800万ドル(約96億4500万円)の支払いを延期。年俸200万ドル(約2億8400万円)で来季から2033年までプレーし、チーム総年俸には年俸約4600万ドル(約65億2200万円)で計算されるという。
現時点でのドジャース選手の総年俸は2億147万ドル(約285億6200万円)。2024年のぜいたく税の規定額は2億3700万ドル(約335億8700万円)だから、単純計算で3553万ドル(約50億3300万円)の余裕があることになる。
この50億円で、すでに面談を行っている山本由伸投手(オリックス)の獲得をはじめ、課題とされる投手や外野の整備も可能になる。“後払い”の恩恵を受け、余剰資金でどんな補強を展開するか注目される。
(Full-Count編集部)