163キロ右腕に元本塁打王 現役ドラフトでは“お宝”獲得…ロッテが進める戦力補強
現役ドラフトでは西武・愛斗、助っ人は前DeNA・ソトら3人を獲得している
2023年シーズンは2年ぶり2位に躍進したロッテが今オフ、積極的な補強を敢行している。すでに“新外国人”が3人決定。今オフに戦力外となった実績ある2投手を育成で、現役ドラフトでも1軍経験の長い外野手を獲得した。
外国人投手ではジミー・コルデロ、ジュニオール・フェルナンデスの加入が決まった。32歳のコルデロはメジャー通算114登板で6勝7敗、21ホールド、防御率4.36。今季はヤンキースで31登板、3勝2敗、8ホールドをマークした。フェルナンデスはドミニカ共和国出身の26歳で、メジャー通算50登板で1勝1敗、3ホールド、防御率5.17。190センチの長身で、最速101.2マイル(約162.8キロ)を誇る。
野手では今季までDeNAでプレーしたネフタリ・ソト内野手を獲得した。NPB通算711試合で打率.262、653安打、161本塁打。2018年に41発で本塁打王、2019年には43本塁打&108打点で2冠に輝いている。
現役ドラフトでは西武から愛斗外野手を獲得した。26歳の強肩外野手は昨年、自己最多の121試合に出場し、打率.243、9本塁打、9盗塁をマーク。今季も序盤は右翼に定着していた。通算351試合で218安打、21本塁打。守備力も高く、レギュラー獲得も夢ではないだろう。
また、阪神戦力外の二保旭投手、オリックス戦力外の吉田凌投手と育成契約を結んだ。11月23日に入団テストを実施し、合格した。33歳の二保はソフトバンクに入団し、2015年に44試合、2018年に35試合に登板した。2021年途中に阪神に移籍。直近2年間は1軍登板はなかった。
26歳の吉田は2020年に35試合に登板するなど活躍。今季は19試合登板で4ホールド、防御率3.24も、戦力外通告を受けた。吉井監督2年目の来季へ向け着々と態勢を整えるロッテ。今後の動きにも注目だ。
(Full-Count編集部)