今季わずか1登板も…ドラ1が異国で見せた意地 防御率0.00、覚醒気配漂う“ホールド王”
ロッテの菊地は8月に1軍デビューも先発して4回4失点で敗戦投手になった
台湾で行われていた「2023アジアウインターベースボールリーグ(WL)」は17日、全日程が終了した。ロッテの2022年ドラフト1位・菊地吏玖投手が9試合に登板して防御率0.00、4ホールドを挙げて鷲尾昂哉(三菱重工West)らと並んで最多セーブに輝いた。
「NPB RED(紅)」の一員として参加した菊地は、3試合目の登板となった3日に1回無安打無失点で初ホールドをマークすると、10日からは3試合連続ホールドを記録した。
専修大から入団して即戦力と期待された23歳右腕だが、4月に左内腹斜筋損傷で離脱するなど出遅れた。8月11日の西武戦でデビューするも先発して4回4失点(自責1)で敗戦投手となり、1軍登板はこの1試合どまり。それでも2年目の来季に向けて、異国で覚醒の気配を見せた。