大谷翔平の価値は“1400億円超”　地元紙が試算…後払い契約に選手勧誘「利点は無限」

“勧誘ビデオ”も…早くもチームへの貢献を見せている大谷

　10年7億ドル（1004億円）の契約で大谷翔平投手の加入が決まったドジャースは、マーケティングや広告収入で少なくとも年間5000万ドル（約72億円）を得ることができると、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が報じた。補強戦略に影響しないよう、契約の97％を後払いにしただけでなく、スターの加入はチームに様々な好影響をもたらす。

　同紙のジャック・ハリス記者は、「オオタニはドジャースとオーナーに究極の金銭的な贈り物を与えている」とし、大谷はドジャースに在籍する10年間で、最大で10億ドル（約1435億円）の利益を球団に生むと紹介。「無私無欲のスーパースターは勝利に執着している。そしてドジャースにとっては比較的にお買い得。とある関係者は『（大谷獲得の）利点は無限にある。なぜなら、これ（超大型の後払い契約）は今まで誰もやったことがないからだ』と語っている」と言及した。

　後払い契約のおかげで、球団はすぐさま補強へ投資することができる。その資金でさらなる好選手を獲得できれば、球団は強くなる可能性も高く、さらなる価値や利益を生みだすことに繋がる。

　同記事で紹介されたとある代理人によると、後払い金の6億8000万ドル（約975億円）を投資に回せばドジャースは10年間で8億ドル（約1148億円）から10億ドル（約1435億円）の利益を生み出す可能性があるようだ。

　さらに、球団オーナーを務めるマーク・ウォルター氏は、大手資産運用会社と提携していることから「10年で（6億8000万ドル）を倍にすることだってあり得るかもしれない」と予測。同代理人は「彼らは（本来手にすることのできない）10億ドルを余計に稼ぐことができるかもしれない」と強調しているという。

　契約形態だけでなく、早くもタイラー・グラスノー投手への“勧誘ビデオ”に登場するなど、リクルートにも貢献。ユニホームの売り上げも絶好調で、プレーする前からチームに多大な貢献を見せている。

（Full-Count編集部）