下剋上球児のトークショーが開催 イケメン集結…撮影秘話に面白トーク、450人が熱狂
犬塚翔役の中沢元紀さんらが登場…“ザン高”メンバーの撮影秘話に観客歓喜
TBS系列で放送された人気ドラマ「下剋上球児」のブルーレイ&DVDが2024年4月12日に発売される。それを記念したトークイベント「越山高校 放課後トーク!!」が30日、千葉・船橋市の「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」で行われた。越山高校野球部のメンバーが登場し、撮影秘話や面白エピソードで会場を盛り上げた。
抽選に当たった450人のファンが集結。最終話の放送から2週間が経っても、2階席から黄色い声援が送られるなど、会場は熱気に包まれていた。司会の小笠原亘アナの合図で犬塚翔役の中沢元紀さん、根室知廣役の兵頭功海さん、久我原篤史役の橘優輝さん、楡伸次郎役の生田俊平さんが出席。さらにサプライズで日沖壮磨役の小林虎之介さんも駆けつけると、会場からは驚きと歓声が漏れた。事前の告知がなかったにも関わらず、“虎之介うちわ”を掲げるファンの姿もあった。
他にも、第7話で三重西高校野球部の監督役で出演した川崎宗則さん(栃木ゴールデンブレーブス)と越山高校放送部・宮沢役の伊達さゆりさんがスペシャルゲストとして登壇。トークショーでは「オーディション、ズバリ受かると思いましたか?」「台本を読んでの感想」「見逃してほしくないシーン」など、舞台裏を明かした。生田さんは「台本を読んだら、最初はセリフが2文字しかなかった」と笑わせ、小林さんは「(壮磨役は)すごい不良で……どうしようかなと。そんな風に生きたことがなかったので」と役作りの悩みを打ち明けるなど、ドラマとは違う一面を見せていた。
「見逃してほしくないシーン」は、川崎氏の解説付きで紹介した。中沢さんが選んだのは、最終話の決勝・伊賀商業戦、9回2死で犬塚が最後の打者を3球三振に打ち取ったシーン。川崎氏は犬塚が振り上げた足を「セクシーでたまらない」と表現すると「配球も良かった」とメジャーリーガーならではの視点でも解説した。この場面は、中沢さんと小林さんが配球を2人で考えたことが明かされ、川崎さんも驚き。他にも、キャッチングや打球の音に注目してほしいと、ファンへ力説していた。
川崎氏は「小学生にも良い影響を与えた番組。今後、下剋上球児を見てプロ野球選手になったという人が増えると思います!」と嬉しそうに宣言。ドラマで野球界を盛り上げた越山高校のメンバーに「野球人としてもありがとう」と深々と頭を下げた。ファンにとっては、あっという間でとても色濃い1時間だった。
同ドラマは2018年に三重代表として、100回目の夏の甲子園に初出場した県立白山高校が原案。主演の鈴木亮平さんが演じる南雲脩司が弱小野球部を率いて、甲子園を目指す物語となっている。