上位で556発の打線も…課題は世代交代か 最年少でも27歳、鷹の開幕スタメンを予想

ソフトバンク・山川穂高(左)と近藤健介【写真:藤浦一都、荒川祐史】
ソフトバンク・山川穂高(左)と近藤健介【写真:藤浦一都、荒川祐史】

小久保裕紀新監督の1年目…山川穂高は「4番・指名打者」の起用を予想

 2023年、大補強をしながらもソフトバンクは3位に沈んだ。2024年は小久保裕紀新監督が、2軍監督から昇格して指揮を執る。ファンの誰もが待ち望む4年ぶりのV奪還へ、開幕スタメンを独自で予想してみた。

 打線の中心となるのは当然、柳田悠岐と近藤健介の2人だ。小久保新監督もすでにレギュラーとして起用することを明言。2023年に全試合に出場した2人は、2024年もソフトバンクの太い柱だ。ポジションを考えると柳田が「2番・右翼」、近藤を「3番・左翼」に据えたい。

 国内FA権で加入し、新戦力となった山川穂高を「4番・指名打者」に据える打線は、一体どれだけの“夢”を見せてくれるのか。柳田、近藤、山川で合計556本塁打。山川にとっても本拠地をテラスのあるPayPayドームに移すだけに、さらなる本塁打の増加も期待できそうだ。2023年のチーム本塁打104本は楽天と並んでリーグ2位タイ。打線の破壊力は、他球団の追随を簡単には許さないだろう。

 リードオフマンも、候補は1人しかいない。2023年、36盗塁でタイトルを獲得した周東佑京だ。2023年の9月&10月には打率.330で月間MVPを獲得するなど、打撃面でも明確な手応えを得ていた。後ろに控えるスラッガーたちも含め、周東の足がさらなる攻撃力につながっていくだろう。とはいえ、1年を通して活躍をした経験がまだない。怪我での離脱だけは気をつけながら、グラウンドに立ち続けてほしい。

 その他のポジションでは実績組が目立つ。一塁には4年連続でゴールデングラブ賞に輝く中村晃、遊撃は同賞5度の今宮健太が入ってくるだろう。三塁も激しい競争になりそうだが、2021年に21本塁打を放った栗原陵矢が筆頭候補になるはずだ。ここにどれだけ若手が割って入り、新しい風を吹かせることができるか。選手1人1人の意地にも注目だ。

【予想スタメン】一番の注目は山川穂高の起用…柳田悠岐、近藤健介らとどう組み合わせるか

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