ドジャ―スは「WSを制覇できない」 大谷の契約に評価も…米誌が苦戦を予想するわけ

ドジャース・大谷翔平(中央)【写真:Getty Images】
ドジャース・大谷翔平(中央)【写真:Getty Images】

「スポーツ・イラストレイテッド」の複数の記者がド軍は世界一になれないと予想

 ドジャースは今オフ、大補強を敢行。FA市場で最も注目された大谷翔平投手を10年総額7億ドル(約989億円)で獲得した他、山本由伸投手と12年総額3億2500万ドル(約459億円)、移籍加入したしたタイラー・グラスノー投手と新たに5年総額1億3500万ドル(約191億円)で契約するなど巨費を投じている。そんな中、米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は2024年のスポーツ界を展望。ドジャースの“低迷”を予想している。

 エマ・バケリエッリ記者は「補強して総年俸は高額にも関わらず、またもプレーオフ序盤で敗退するだろう」と占った。さらにマット・ベルダーム記者は「史上最高のオフを過ごしたのに、ドジャースはワールドシリーズを制覇できない。オオタニの契約は素晴らしいが、ドジャースはタレントでは劣るチームに敗れる」と論じている。

 2人だけではない。マイケル・ファビーニョ記者は「ワールドシリーズを制覇できないだろう。スーパーチームと呼ばれて、失敗に終わるチームは今までに見てきた。ドジャースもその道を辿る」と綴った。「私たちはオオタニの素晴らしさを知っているが、今シーズンは投げられない。ヨシノブ・ヤマモトもメジャー経験がないし、タイラー・グラスノーも複数の故障歴がある」と、その理由を列挙している。さらに「ブレーブスがナ・リーグのタイトルを獲得すると予想する」と述べている。

 また、ジェニファー・ピアセンティ記者は「ドジャースは今オフの補強に10億ドル(約1413億円)以上費やしたが、2024年はワールドシリーズに進出できない。そして、(ドジャース)ファンはまたMLBのプレーオフ制度のせいにするだろう」と展望した。

 ドジャースは2013年から11年連続でプレーオフに進出し、そのうち地区優勝を10度達成しているが、この間にワールドシリーズを制したのは短縮シーズンだった2020年だけだ。勝負弱い側面を、新加入の大谷、山本らが払拭できるか。注目の2024年シーズンとなる。

※1月3日午前10時27分、原稿の一部を修正しました。

(Full-Count編集部)

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