名門出身の19歳が目指すレギュラー 打率.063から逆襲誓う23歳…セのブレーク候補
阪神・岡田監督が絶賛する門別、ヤクルトの澤井は1年目で2軍HR王獲得
阪神が18年ぶりリーグ制覇&38年ぶり日本一に輝いた2023年のプロ野球。2022年まで未勝利だった村上頌樹投手がMVPに輝くなど、若手の台頭が大きかった。辰年の2024年にブレークしそうなセ・リーグの選手を各球団1人ずつピックアップする。(2024年の新人は除く)
連覇を狙う阪神では、2022年ドラフト2位の19歳・門別啓人投手だ。東海大札幌高から入団した左腕は2軍で12登板(7先発)で2勝2敗2セーブ、防御率2.78、WHIP1.18をマークした。岡田彰布監督も高く評価している。
DeNAでは2022年ドラフト1位の19歳・松尾汐恩捕手を選んだ。大阪桐蔭高から入団し、1年目は2軍で打率.280、7本塁打、51打点。9月にはサイクル安打も達成した。2023年は戸柱恭孝、山本祐大、伊藤光の3人制を敷いた1軍捕手陣に割って入れるか。
広島では20歳の田村俊介外野手に覚醒の予感が漂う。2021年ドラフト4位で愛工大名電から入団し、2年目の2023年は打率.364(22打数8安打)をマーク。9月17日の中日戦で死球を受けて離脱したが、大器の片鱗を示した。
巨人では2022年ドラフト2位の23歳・萩尾匡也外野手の台頭が期待される。1年目は、1軍では打率.063(16打数1安打)、10三振に沈んだが、2軍ではイースタン3位の打率.283、7本塁打、36打点をマーク。アジアウインターリーグでも打率.326、OPS.950と好成績を残した。
ヤクルト・澤井廉外野手は1年目の2023年、18本塁打でイースタン本塁打王に輝いた。2022年ドラフト2位で中京大から入団。180センチ、98キロのパワーヒッターには“ポスト村上”の期待がかかる。
中日では沖縄大から2022年ドラフト1位で入団した仲地礼亜投手だ。1年目は9登板で2勝5敗、防御率4.98。9月に限ると4登板で防御率2.95で、終盤に真価を発揮した。若手の台頭はチームに勢いをもたらす。これらの選手の活躍に注目だ。
(Full-Count編集部)