朗希だけじゃない…侍右腕や本格派21歳 ドラフト戦略ズバリ、逸材揃いのロッテ若手
佐々木朗、安田、山口…毎年楽しみな若手が台頭するロッテ
2023年を2位でシーズンを終えたロッテでは、以前より「2025年に常勝軍団になる」というビジョンのもと、チーム作りを実施してきた。その結果もあって、近年はドラフトで獲得した若手選手がメキメキと力を付けてきている。今回はプロスペクトの5人を独断で選出した。
5位には山本大斗外野手を挙げる。2022年7月に支配下契約を勝ち取り、終盤には1軍の打席も経験した。チームメートも驚くパワーと、強肩が魅力だ。今季は1軍出場は2試合に終わったが、プロ初安打をマーク。2軍ではリーグ6位タイ、チームトップの9本塁打をマークした。
佐々木朗希投手と同期入団の横山陸人投手を4位に選んだ。サイドスローから繰り出される150キロ超えのボールは威力抜群。2023年は38試合に登板して2勝3敗8ホールド1セーブを記録。アジアチャンピオンシップでも侍ジャパンとして腕を振るなど、飛躍の1年となった。
3位は池田来翔内野手で、3年目を迎える。2023年は1軍で打率.269、2本塁打と成長を見せた。特に昇格した5月は打率.373と打ちまくった。内野には中村奨吾や藤岡裕大らがいるが、レギュラーを掴み取るポテンシャルは十分にある。
2位は、ドラフト1位ルーキーの上田希由翔内野手(明大)とした。1年時から名門である明大の4番を任されたパワーヒッターで、リーグ戦通算で10本塁打74打点を記録した。高校時代は同じ愛知県で石川昂弥内野手(中日)とともに注目を集めた。チームには安田尚憲内野手、山口航輝外野手ら若きスラッガーがいるが、折り紙付きのパワーでレギュラー争いに加わりたい。
1位には中森俊介投手を選んだ。2020年ドラフト2位で入団し、前年入団の佐々木朗同様に土台作りから取り組んできた。2023年は1軍デビューを果たし、13試合(2先発)に登板して3勝(2敗)をマーク。CSでも計3試合に登板して無失点の好投を披露した。近年は減ったワインドアップのフォームから、150キロ前後の直球を投じる本格派で、今季はフル回転に期待したい。