朗希と並び称され、由伸と日本Sで壮絶投げ合い 2023年は登板なし…復活期すドラ1右腕

ヤクルト・奥川恭伸【写真:荒川祐史】
ヤクルト・奥川恭伸【写真:荒川祐史】

2021年に9勝…ヤクルト・奥川恭伸の1軍登板は2022年3月29日が最後

 2021年にリーグ優勝&日本一に輝いたヤクルト。この年、神宮のマウンドで躍動していたのが高卒2年目の奥川恭伸投手だった。2023年の5位からの巻き返しを図るチームにおいて、5年目を迎える右腕の復活は必要不可欠だろう。

 星稜高3年時に夏の甲子園で準優勝するなど、超高校級右腕として騒がれた奥川は2019年ドラフトで3球団が競合し、抽選でヤクルトに入団した。1年目は1登板に終わったが、2年目の2021年に18登板で9勝4敗、防御率3.26の活躍。巨人とのクライマックスシリーズでは完封勝利を飾りMVPに輝いた。さらにオリックスとの日本シリーズ第1戦では山本由伸と投げ合い、一歩も引かず7回1失点の好投。前途洋々に見えた。

 しかし、翌2022年3月29日の巨人戦で4回を1失点で降板。この日を最後に1軍登板がない。2023年は2軍で8登板で0勝4敗、防御率6.26に終わった。同期のドラ1投手ではロッテ・佐々木朗希、オリックス・宮城大弥が順調にキャリアを積み重ねている。5年目の2024年は復活した姿を見たい。

 2015年ドラフト1位で入団した原樹理投手は、入団8年目にして初めて1軍登板がなかった。2022年までの7年間で117登板、27勝43敗、防御率4.18をマークした右腕は2軍で17登板、2勝6敗、防御率5.19だった。2024年は31歳シーズン。勝負の1年と言えそうだ。

 2017年ドラフト1位で楽天に入団した近藤弘樹投手は2020年オフに戦力外通告を受け、育成でヤクルトに入団。2021年開幕前に支配下契約を結び、22登板で11ホールド、防御率0.96をマークしたが故障で離脱。以降は1軍登板機会がない。2022年オフに再び育成となり、2023年は2軍で16登板、防御率1.13の成績を残した。3年ぶりの1軍登板なるか、注目される。

(Full-Count編集部)

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