期待される10代の躍動…2024年ブレーク候補は? ポスト由伸や阪神に控える逸材も

巨人・浅野翔吾(左)と阪神・井坪陽生【写真:矢口亨、橋本健吾】
巨人・浅野翔吾(左)と阪神・井坪陽生【写真:矢口亨、橋本健吾】

オリ齋藤に“ポスト由伸”の声、巨人・浅野やDeNA松尾にレギュラーの期待 

 2023年のプロ野球では高卒3年目の巨人・秋広優人内野手、中日・高橋宏斗投手が活躍し、同2年目でも阪神・前川右京外野手らインパクトを残した選手がいた。ここでは2024年のブレークが期待される10代の若手を紹介する。2004年早生まれの高卒3年目を迎える選手は除いた。

 投手王国・オリックスでは、2022年ドラフト3位の齋藤響介投手(森岡中央)が1年目の2023年、1軍で1試合に先発。9月26日の西武戦で、4回を2安打3奪三振無失点に封じた。2軍でも11登板で防御率2.25をマーク。ポスト山本由伸の呼び声も高い。

 阪神の2022年ドラフト2位・門別啓人投手(東海大札幌)は2登板(1先発)で防御率3.38。9月30日の広島戦では5回を無失点に封じた。今季はローテの一角に食い込むか。同3位の井坪陽生外野手(関東第一)は春先にウエスタン・リーグで打率トップに立つなどインパクトを残した。

 巨人の同1位・浅野翔吾外野手(高松商)は昨年7月に1軍初昇格し、8月18日の広島戦で初本塁打も記録。24試合で打率.250、1本塁打、2打点をマークした。中堅のポジションを奪えるか。DeNAの同1位・松尾汐恩捕手(大阪桐蔭)は昨年1軍機会はなかったが2軍で104試合、7本塁打をマークした。正捕手争いに割って入る可能性もある。

 中日の同4位・山浅龍之介捕手(聖光学院)は2023年に7試合に出場(2打数無安打)。ヤクルトの同2位・西村瑠伊斗内野手(京都外大西)はシーズン最終戦(10月4日、対阪神)で1軍昇格し、代打で1打席経験した(空振り三振)。

 2023年ドラフト組では、ソフトバンク1位左腕・前田悠伍投手(大阪桐蔭)に期待がかかる。名門校で1年秋から主戦を担い、2年時の選抜大会で優勝に貢献。3年時は高校日本代表のエースとしてU-18W杯制覇を導いた。巨大戦力の中で1年目から出番を得られるか、注目される。

(Full-Count編集部)

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