人的補償から1年…分かれた明暗 苦悩のドラ1は“復活”で守護神、5登板で戦力外も

日本ハム・田中正義(左)と元西武・張奕【写真:荒川祐史、宮脇広久】
日本ハム・田中正義(左)と元西武・張奕【写真:荒川祐史、宮脇広久】

昨オフは田中正義、張奕が人的補償で移籍

 広島は5日、国内FA権を行使してオリックスへ移籍した西川龍馬外野手の人的補償として19歳の右腕・日高暖己投手を獲得した。人的補償は活躍するのか。昨オフには2人が人的補償で新天地に移った。

 日本ハム・田中正義投手はソフトバンク入りした近藤健介外野手の人的補償で移籍。2016年のドラフトで5球団競合の末入団した右腕は、ソフトバンクの7年間で1軍未勝利に終わっていた。移籍後に守護神として定着。47試合で2勝3敗、25セーブ、8ホールド、防御率3.50の成績を残していた。

 オリックスへ移籍した森友哉捕手の人的補償として西武入りした張奕投手は、移籍後はわずか5試合の登板で戦力外となった。昨年11月にはトライアウトも受験。「育成契約はあるかと思っていた……」と本音も漏らしていた。

 この日、西武の渡辺久信GMもソフトバンクへ移籍した山川穂高内野手の補償について、人的補償を明言。プロテクトの28人から漏れて指名された選手は、新天地で輝けるか。

(Full-Count編集部)

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