偉業目前も…戦力外→移籍で正念場 “不惑”過ぎ立場さまざま、立ち向かう現実

中日入りした中島宏之(左)とヤクルト・青木宣親【写真:小林靖】
中日入りした中島宏之(左)とヤクルト・青木宣親【写真:小林靖】

42歳の誕生日を迎えたヤクルト青木、最近2年間は100試合出場に届かず

 ヤクルトの青木宣親外野手が5日、42歳の誕生日を迎えた。プロ野球界でも少なくなっていく40代選手。昨季限りでDeNAの藤田一也内野手(41歳)、巨人の松田宣浩内野手(40歳)がユニホームを脱ぎ、残る現役は7人になった。今年40歳を迎える3選手を加えてもわずか10人で、厳しい世界であることが際立つ。

 球界最年長はヤクルトの石川雅規投手(43歳)。新人から最長タイとなる22年連続勝利を挙げているが、昨季は13試合で2勝5敗にとどまった。通算200勝まであと15勝としている。ソフトバンクの和田毅投手(42歳)は、昨季もチーム2位の8勝を挙げるなど健在だ。青木は最近2年間は100試合出場に届かないシーズンとなっているが、今季意地を見せられるか。

 中島宏之内野手(41歳)は巨人を戦力外となり、中日で再スタートを切る。昨季はわずか8試合の出場で5安打も、通算2000安打の偉業まで残り72本。正念場といえるだろう。オリックスの比嘉幹貴投手(41歳)、西武の中村剛也内野手と栗山巧外野手(ともに40歳)はまだまだチームに欠かせない存在だ。

 今年節目を迎えるのは、オリックスの平野佳寿投手、楽天の岸孝之投手、巨人の長野久義外野手の3人。“不惑”と呼ばれる40歳シーズンはどんな年になるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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