西武育成6位が衝撃245キロ「大会出たい」 筋肉自慢で目指す“オクーニャ”

若獅子寮に入寮した西武・奥村光一【写真:湯浅大】
若獅子寮に入寮した西武・奥村光一【写真:湯浅大】

西武育成6位の奥村光一、50m走は5秒台…目標は盗塁王

 西武の育成ドラフト6位・奥村光一外野手(BC群馬)が6日、埼玉・所沢市の若獅子寮に入寮。筋トレ好きの24歳ルーキーは、知人のパワーリフティング選手からもらった特注のパワーベルト(怪我防止の装具)を持参し「鍛えていきたい」と力こぶを作った。

 パワーベルトは重い器具を持ち上げる際に腰に巻き、腰痛防止などに役立つアイテム。「一般のものと違って付け心地がいいんですよ。長さもしっかり調節できますし」と“逸品”を自慢した。

 特に太ももの筋肉には自身があり「(下半身を使って)重いものを持ち上げられたら速くなると自分は考えています。スクワットで100キロを上げる足と200キロを上げる足は速さが違うと思うんです。実際に自分はそれで速くなりました」。50メートル走は5秒台を誇る。

 昨年12月上旬に自身のSNSで245キロのバーベルを床から持ち上げるデットリフトの映像を公開。タレントのなかやまきんに君について「あれが筋肉の最高峰だと思います。なかなか、あのようにはなれない」と熱く語ると「パワーリフティングの大会には出てみたいですね」と笑顔を見せた。

 昨年11月のファンフェスティバルでは、メジャーで史上初の40本塁打&70盗塁を達成したブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手にちなみ、「“オクーニャ”でお願いします」と自らの愛称をファンに提案した。

 盗塁王を目標に掲げる独立リーグ出身の“オクーニャ”は「みんなおめでとうと言ってくれましたが、(プロに)行けなかった選手もいるので、その人たちの思いを背負って頑張りたい」。どんな器具よりも“重い”仲間の気持ちを胸に、育成契約からの飛躍を誓った。

【実際の動画】あまりの重さに曲がるバーベル MAX更新の245キロを持ち上げた奥村

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