阪神から戦力外となった8選手の行方 引退決断も…元ドラ1&2軍セーブ王は新たな挑戦

元阪神・北條史也、高山俊、望月惇志(左から)【写真:荒川祐史】
元阪神・北條史也、高山俊、望月惇志(左から)【写真:荒川祐史】

北條は社会人、望月はアカデミーコーチに

 2023年シーズンを終え、阪神では8選手が戦力外通告を受けた。2015年ドラフト1位で、元新人王の高山俊外野手は新潟アルビレックスBCに入団するなど、全員の去就がすでに決定している。

 1軍で実績がある選手ら、8人がチームを去ることになった。昨季2軍のセーブ王となった小林慶祐投手も、高山と同じく新潟BCに加入する。2021年には1軍でも22試合に登板したが、昨季は1試合のみの登板で戦力外となった。同球団は今季から新たにファームに参加し、NPBの2軍とリーグ戦を戦う。

 2012年ドラフト2位の北條史也内野手は、2016年に自己最多の122試合に出場も、年々機会が減少。昨季は1軍出場がなく、2024年からは社会人・三菱重工Westでプレーする。山本泰寛内野手と、板山祐太郎外野手は中日が獲得。山本は巨人から入団し3年間プレーした。板山は1年目の2016年に40試合に出場も、打撃でアピールし続けることができなかった。

 望月惇志投手は、剛速球を武器に2018年には37試合に登板。その後は肩の怪我などもあって2020年以降1軍登板がなく、戦力外となった。2024年からはアカデミーコーチとして活動する。ソフトバンク戦力外を経て、2022年に32試合に登板した渡邉雄大投手は引退を決断。2021年に中谷将大外野手とのトレードで加入した二保旭投手はロッテの入団テストを受け、育成契約を結んでいる。

 チームは日本一に輝いても、その裏で毎年岐路に立つ人間が生まれるのがプロの世界。阪神では8選手のうち、6人が野球を継続。2人が引退することになった。

(Full-Count編集部)

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