大谷翔平は「他とは違う男なんだ」 マドン元監督が語る…後払い契約も納得の人間性
エンゼルス元監督のマドン氏が語る大谷翔平「今までで最高の選手だ」
大谷翔平投手は今オフ、6年間着用したエンゼルスの赤いユニホームに別れを告げ、ドジャースでプレーする。かつてエンゼルスで指導したジョー・マドン元監督は、退任から2年が経っても大谷への愛は変わらない。米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBトゥナイト」に出演し「今まで監督した中で最高の選手だ」と語った。
マドン監督は2020年からエンゼルスを指揮。手術明けの2020年に大谷はわずか2登板に終わったが、指揮官は先発起用の考えを変えなかった。翌2021年に、大谷は“リアル二刀流”を解禁するなど、打っては46本塁打、100打点、投げては9勝(2敗)で満票でア・リーグMVPに輝いた。「彼(大谷)には(二刀流について)こう言った。『いいかい、こちらではルールはないので、我々は君の言うことに耳を傾ける』」と伝えていたことを明かした。
チームが低迷した2022年途中にマドン監督は電撃解任。カブス時代の2016年に世界一に輝いたが、エンゼルスでは1度もプレーオフすら進出できなかった。それでも大谷は特別。「日々彼と一緒に過ごさなければ、彼の価値を正当に評価したり、そのすべてを理解することはできない」と嬉しそうに振り返った。
大谷は今季からドジャースへ移籍する。「彼にとって、勝つことは最優先事項だ。後払い契約にもそれが現れている。報道によると彼が提案したそうだ。聞いたときは驚いたが、(彼の過去の言動を振り返ってみると)それほど驚かない。全ては勝つためだ。彼はとにかく他とは違う男なんだ」。69歳になった知将は我が息子のように成長する姿を見守っている。
(Full-Count編集部)