山本由伸の18番が韓国で波紋 19歳右腕の4か月“剥奪”に地元メディア「何かおかしい」
チャン・ヒョンソクは昨年8月のドジャース入団会見で18番をつけていた
オリックスからポスティングシステムでメジャー移籍を目指した山本由伸投手はドジャースと12年総額3億2500万ドル(約471億円)の大型契約を結んだ。背番号はオリックス時代と同じ「18」をつけるが、この背番号がお隣の韓国で話題となっている。
「ヤマモトのドジャース18番はチャン・ヒョンソクの背番号だった」との見出しで報じたのは韓国メディア「ISplus」だ。韓国出身の19歳、チャン・ヒョンソク投手は昨年ドジャースとマイナー契約。身長191センチの長身から最速97マイル(約156キロ)を投げ込む右腕だ。昨年8月に入団会見を行ったが、その際につけていたのが「18」だったという。
「日本の怪物投手ヨシノブ・ヤマモトはドジャースで背番号18をつける。でも、何かがおかしい。なぜなら、去年8月の入団会見でチャン・ヒョンソクも背番号18のユニホームを着たからだ。背番号の持ち主が4か月で変更したことになる」
チャン自らは18番を選んだわけではなく、球団関係者が期待を込めて18番を選んだという。同メディアによると、ジョン・ディーブル環太平洋スカウト部長は「アジアで最高の選手は常に18番を背負ってきた。チャン・ヒョンソクも彼らに続いてほしいから、背番号18のユニホームに願いを込めた」と説明したという。
なお、チャン自身は「あの時つけた背番号18は私の正式な番号ではなかった。これまでアジア人選手がつけてきた番号だからと球団に与えられたものだった」と回答。好きな背番号は高校時代からつけていた「11」だといい、山本については「全面に出すべき選手で、彼はれっきとしたメジャーリーガーだ」と語っている。
チャンはMLB公式サイトの若手有望株ランキングでは球団21位で、2027年シーズンのデビューが期待されている。大谷、山本との共闘が待たれる。