メッツ先発陣は「シーズンを破壊する」 防御率6点台に19億円…千賀頼みは「球界最悪」

メッツ・千賀滉大【写真:ロイター】
メッツ・千賀滉大【写真:ロイター】

メッツに加入のセベリーノは昨季ヤ軍で4勝8敗、防御率6.65だった

 2023年シーズンに大型補強を敢行しながら地区4位に低迷したメッツ。先発では、メジャー1年目ながら29登板で12勝、202奪三振をマークした千賀滉大投手の活躍ばかりが目立ったが、今季も前途は険しそうだ。地元ラジオ局は、メッツの今季先発ローテが「MLBワーストになる可能性がある」と危惧している。

 米メディア「Audacy」によると、ニューヨークの地元スポーツラジオ局「WFAN」のメッツファン向け番組で、ホストを務めるブランドン・ティアニー氏とサル・リカータ氏が今季のメッツ先発陣を展望。ティアニー氏は先発陣が球界最悪になる可能性があると持論を述べた。「メッツのローテーションはMLBワーストになる可能性があると思う。本当にそう思うんだ」 「ローテーションがみなさん(ファン)のシーズンを破壊すると思う」などと語った。

 今季のローテは大黒柱の千賀を筆頭に、ルイス・セベリーノ、ホセ・キンタナ、ショーン・マネイア、エイドリアン・ハウザーで決まりそうだ。ティアニー氏はこの中で「問題はセベリーノだ」と、ヤンキースからFAとなり1年1300万ドル(約19億2300万円)で加入した29歳右腕を最大の懸念材料に挙げた。

 セベリーノは2017年に14勝、2018年に18勝を挙げたが、2019年に右肩を故障してキャリアが暗転した。「2020年は全休。2021年は先発なし。2022年は19先発でかなり良かったが、2023年は18先発でスタッツ的にはMLBワーストの部類に入る投手だった」とティアニー氏。昨年は4勝8敗、防御率6.65だった。

 ティアニー氏はさらに「5年間で200イニングしか投げていない投手に希望を託しているとしたら……シーズンはどうにもならない」とも述べた。この5年間で209回1/3を投げて13勝12敗。2月20日で30歳になる右腕は復活できるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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