創設から20年…12球団唯一の「獲得者なし」 打ちまくっても届かなかった“栄冠”
楽天は12球団で唯一「最高出塁率」のタイトル獲得者がいない
楽天は今季、球団創設20周年を迎える。近年では、昨年、浅村栄斗内野手が2度目の本塁打王を獲得し、2022年には島内宏明外野手が最多安打を獲得するなど、打撃のタイトルホルダーが毎年出ている。一方で、12球団で唯一、最高出塁率に輝いた選手はない。
楽天創設後、初のタイトル獲得者は山崎武司内野手。2007年に43本塁打、103打点で2冠に輝いたが、同年の最高出塁率はタフィ・ローズ外野手(オリックス)の.403。山崎は.359でトップ10圏外だった。
打ちまくっても中々たどり着かない。2008年にはリック・ショート内野手が打率.330、2009年には鉄平外野手が.327で首位打者に輝いたが、ともに獲得できず。鉄平は出塁率.391で3位。1位の西武・中島裕之内野手(現宏之)とは7厘差だった。2022年に島内が最多安打を獲得した時も、出塁率.373で4位に終わった。
楽天以外では、ロッテが1986年に落合博満内野手が獲得して以来、38年間最高出塁率に輝いていない。数年はオリックス・吉田正尚外野手、ソフトバンク・近藤健介外野手、柳田悠岐外野手の3強となっていたが、昨年から吉田がメジャーへ移籍。初の栄冠は誰が輝くだろうか。
(Full-Count編集部)