オドーアは活躍できる? MLB100発以上の巨人助っ人を検証…僅か2本に終わった例も

巨人入りが報じられたルーグネッド・オドーア【写真:Getty Images】
巨人入りが報じられたルーグネッド・オドーア【写真:Getty Images】

MLB314発のスミスは優勝に貢献、196発のスモークはシーズン途中に退団

 巨人がメジャー通算178発のルーグネッド・オドーア内野手と契約したと20日(日本時間21日)、米ニューヨーク・ポスト紙の敏腕記者ジョン・ヘイマン氏が伝えた。メジャー100本塁打以上をマークして巨人に加入した助っ人は過去に8人。優勝に大貢献した選手もいれば、期待外れに終わった選手もいる。

 最初の100発以上はデーブ・ジョンソン内野手で、124本塁打の実績を引っ提げて1975年に加入。1年目は打率.197、13本塁打に終わったが、三塁から二塁にコンバートされた1976年は打率.275、26本塁打でリーグ優勝に貢献した。同年は二塁手のベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)を受賞している。1977年からメジャーに復帰し2年間プレー。メジャー通算本塁打を136本とした。引退後は監督としても大成功を収めた。

 1980年から3年間在籍したロイ・ホワイト外野手はヤンキース一筋15年プレーし、160本塁打をマーク。巨人では1年目に29発を記録するなど、計54本塁打を放った。2年目の1981年には日本一に貢献した。レジー・スミス外野手は2020安打、314本塁打をマークし、38歳シーズンの1983年から2年間プレーした。1年目は28本塁打でリーグ優勝に貢献した。

 メジャー169本塁打のロイド・モスビー外野手は1992、1993年に巨人でプレー。1年目は96試合出場で25本塁打の活躍も、2年目は怪我の影響もあり37試合出場で4本塁打にとどまった。ジェシー・バーフィールド外野手は1986年に本塁打王に輝くなど、メジャー通算241本塁打を記録して1993年に巨人へ。26本塁打を放ったが、打率.215、127三振に終わり、1年で退団した。

 エドガルド・アルフォンゾ内野手はメッツなどで通算146本塁打をマーク。2009年に加入したが、21試合で打率.146、2本塁打、4打点にとどまった。パイレーツなどで通算122本塁打のギャレット・ジョーンズ外野手は2017年に巨人へ。123試合で打率.258、24本塁打をマークしたが、1年で退団となった。

 直近ではメジャー196発のジャスティン・スモーク内野手が2021年に入団も、コロナ禍で家族が来日できないことから同年6月に退団した。34試合で打率.272、7本塁打をマークしていたが、不運な形での帰国となった。オドーアはレンジャーズ時代に年間30本塁打以上を3度(2016、17、19年)記録したが、昨年はパドレスで59試合、打率.203、4本塁打。7月にDFA(事実上の戦力外)となった。新天地でどんな成績を残すだろうか。

(Full-Count編集部)

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