大谷翔平がまさかの「24位」 昨季1位から半減予想…期待される“前例なき偉業”
今季は打者専念…予想WARはメジャー24位の「4.2」
ドジャースへ移籍した大谷翔平投手は右肘手術の影響で、今季は打者に専念する。昨季は史上初となる2度目の満票MVPを獲得したが、今年は指名打者専念が障壁になりそうだ。米データサイト「ファングラフス」の今季成績予想では、WARが「4.2」とまさかの24位だった。
WARとは「Wins Above Replacement」の略で、打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標。代替可能な控え選手と比較して、どれだけ勝利数を増やしたかによって計算される。
ファングラフスによると、昨季の大谷のWARは「9.0」。打者としては打率.304、44本塁打、95打点、OPS1.066の成績を残し、WAR「6.6」。投手としては10勝5敗、防御率3.14でWARは「2.4」だった。2位のロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)、3位のムーキー・ベッツ外野手(ドジャース)を上回り、両リーグ1位に輝いていた。
指名打者では守備による貢献がないため、WARの数値は上がりにくい。大谷の今季の成績予想は打率.273、38本塁打、102打点。両リーグで24位となっている。1位はアクーニャJr.の7.3。ドジャース内でもベッツ、フレディ・フリーマン内野手に続き3位だ。過去に指名打者に専念してMVPを獲得した選手はいない。予想を覆すことができるか。大谷のバットに期待がかかる。
(Full-Count編集部)