45億円から“転落”…メジャーに居場所なし 30発直後に失った輝き「問題を抱えていた」

ツインズ時代のミゲル・サノ【写真:Getty Images】
ツインズ時代のミゲル・サノ【写真:Getty Images】

ミゲル・サノ内野手が大谷翔平抜けたエンゼルスとの契約を米メディアが報じる

 かつてツインズで活躍したミゲル・サノ内野手が、エンゼルスとマイナー契約を結び、招待選手として春季キャンプに参加すると米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」のダラー・マクドナルド氏が報じた。

 右投げ右打ちの30歳は2019年にキャリアハイの34本塁打を放つなど、2015~2019年の間に118本塁打を記録。しかし、同期間の三振の割合は36.3%だったことから「長い間とてつもないパワーを備えていたが、三振と怪我の問題を抱えていた」と記事は指摘した。

 サノは2020年シーズン前にツインズが3年3000万ドル(約44億5000万円)+2023年は球団オプション付きの延長契約を結ぶなど、球団から打棒の威力は評価されていた。しかし記事では「そこから彼の成績は沈んでいった」と言及。2020年は短縮シーズン(60試合制)ながら13発、2021年は30発と自慢のパワーは健在だったが、2022年は左ひざの怪我の影響でわずか20試合出場に終わった。その結果、2023年シーズンの球団オプション1400万ドル(約20億8000万円)の行使を拒否され、バイアウトで275万ドル(約4億1000万円)を手にしたと説明している。

 2023年はMLBでプレーしなかったサノだが、自身に興味を抱いていた球団の前でトレーニングを実施していた。そしてシーズン終了後にはドミニカウインターリーグに参戦し、「エストレージャス」の一員としてプレーし27試合で2本塁打13打点。89打席で30三振と“課題”は残るが、元気な姿を見せた。

 大谷翔平の移籍で大幅な得点力ダウンが懸念されるエンゼルスだけに、サノが打棒をキャンプでアピールできるかどうかが鍵になる。「もし彼が復活し以前のような大砲の姿を取り戻せば、彼ら(エンゼルス)にとって大きな勝利だ」と伝えており、再びアーチを描く姿をメジャーの舞台で見せられるだろうか。

(Full-Count編集部)

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