“ジーターの後継者”のはずが…繰り返されるマイナー降格 ベッツ交換相手の現在地
ジーター・ダウンズがマイナーに降格した
ヤンキースのジーター・ダウンズがウェーバーを通過し、3Aスクラントンに降格した。MLBドラフト1巡目(戦力均衡ラウンドA=全体32位)でレッズ入りしてから7年。その名前とポジションが内野であることから“ジーターの後継者”とも呼ばれたが、上手くいかないシーズンが続いている。
2018年オフにはドジャースにトレード移籍。2019年はマイナーのA+と2Aで計119試合に出場、打率.276、24本塁打86打点、24盗塁の好成績を記録した。2020年2月にはムーキー・ベッツ外野手、デビッド・プライス投手といった大物のトレード要員としてアレックス・ベルドゥーゴ外野手とともにレッドソックスへ移籍。当時はMLB公式の有望株ランキングのトップ50にも入っていた。
開花が期待されたが、2021年、2022年は3Aで打率1割台、夏にはメジャー初昇格も果たしたが14試合で打率.154、1本塁打、41打席で21三振と散々な結果に終わり、オフに吉田正尚外野手の加入に伴ってDFA(事実上の戦力外)となっていた。
昨季はナショナルズでプレーも、オフにDFAとなり、ウェーバーでヤンキース入りしていた。2020年に交換相手としてMVPのベッツを手に入れたドジャースからすれば、上手く選手の未来を見極めた形となった。期待された有望株は、ここから巻き返すことはできるだろうか。
(Full-Count編集部)