投手を泣かせる“悪夢の男” 9回1死から3度…イチローのライバルに備わった特殊能力

ツインズで活躍したジョー・マウアー【写真:Getty Images】
ツインズで活躍したジョー・マウアー【写真:Getty Images】

有資格1年目で殿堂入りのマウアー、9回1死から3度もノーヒッターを阻止

 ツインズ一筋15年のキャリアで3度の首位打者に輝くなど、通算打率.306をマークしたジョー・マウアーが23日(日本時間24日)、有資格1年目にして米国野球殿堂入りを果たした。得票率76.1%で基準の75.0%をわずかに上回ったが、そのマウアーのあまり知られていない“特殊能力”が紹介されている。

 MLB公式サイトは「ジョー・マウアーは(MLBでの)15シーズンの間、球界の投手たちの夜(試合)を台無しにし続けたが、彼と対戦した投手が特に惨めに感じてマウンドを後にしたケースが3度あった」と特集。一発当選した理由の一つとして、「彼の打席での素晴らしさは、他にも非常に特殊で風変わりな方法で証明された。9回にノーヒッターを阻止するスキルだ」と言及している。

 1度目は2008年、ホワイトソックスの右腕、ガビン・フロイドから左中間を破り、ノーヒッターの夢を終わらせた。2010年にはレンジャーズのネフタリ・フェリスから中前打を放ち、継投ノーヒッターを阻止。そして2013年にはタイガースのアニバル・サンチェスの121球目を捉えた。すべて9回1死だったという。

 記事では「ノーノーを阻止することが容易なことなら、もっと多くの打者がノーヒッターを破ることに成功しているはずだ。しかし、マウアーのような打者はあまりいないのだ」と指摘。2009年には打率.365で同.352のイチローとの首位打者争いを制し、MVPに輝いた。やはりここ一番での勝負強さは普通ではなかったようだ。

(Full-Count編集部)

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