“元ドラ1”が迎える正念場 11年目で初、背番号変更…キャンプ2軍スタートの男たち

広島・中村奨成、巨人・小林誠司、中日・高橋周平(左から)【写真:荒川祐史】
広島・中村奨成、巨人・小林誠司、中日・高橋周平(左から)【写真:荒川祐史】

2軍スタートの中村奨成は捕手から外野登録、背番号も「96」に変更

 プロ野球のキャンプインも間近。既に多くの球団で1、2軍(もしくはA班、B班)の振り分けが発表されている。ここでは、“2軍スタート”から捲土重来を期す注目選手をピックアップした。

 広島では中村奨成が捕手から外野手登録に変わって、7年目のシーズンを2軍からスタートさせる。2017年ドラフト1位で入団も、過去6年で88試合、打率.216(134打数29安打)、2本塁打。背番号も「22」から「96」に変更し、まさに背水の陣で臨む。

 巨人では、2013年ドラフト1位の小林誠司捕手が11年目で初の2軍スタートとなった。昨年は年間を通じて1軍に帯同したが、21試合出場で打率.125(8打数1安打)だった。2017年にゴールデングラブ賞に輝いた実績を誇る。35歳シーズンにどんな働きを見せるか。

 巨人では、FA加入4年目の梶谷隆幸外野手、2015年ドラフト1位で楽天に入団し、昨年現役ドラフトで加入したオコエ瑠偉外野手も2軍スタート。今季はMLB178発のルーグネッド・オドーア外野手を獲得するなど外野争いは大激戦の様相だ。激しい競争を勝ち抜けるか。

 2年連続リーグ優勝&日本一を目指す阪神では、15年目の右腕・秋山拓巳投手が2軍でスタートを切る。昨年は2登板で0勝1敗、防御率7.45。復活を懸けたシーズンになる。ヤクルトでは昨年未登板だった原樹理投手が2軍スタート。2015年ドラ1右腕が意地を見せるか。

 中日では、2011年ドラフト1位の高橋周平内野手が2軍スタート。昨年は86試合で打率.215。入団12年目で初めて本塁打がなかった。近年は苦闘した選手たちだが、キャンプ、オープン戦でアピールし、1軍に昇格できるか、注目の1年が始まる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY