大谷翔平にフラれ…65億円の“ヤケクソ投資” 怪我ばかりの右腕獲得に「信頼はない」
ジャイアンツはヒックスと4年65億円で契約合意
ジャイアンツは今オフ、ブルージェイズからFAとなっていたジョーダン・ヒックス投手と4年4400万ドル(約65億円)で契約を結んだ。最速105.1マイル(約169.1キロ)の剛腕は、新天地では救援から先発に転向予定。しかし、米メディアからは疑問の声も上がっている。
ヒックスは昨季、2球団でキャリアハイとなる65試合に登板。ブルージェイズでは25試合で防御率2.53の成績を収めた。しかし、カージナルス時代の2019年には右肘のトミー・ジョン手術を受けた他、1型糖尿病を患っていることから、コロナ禍で実施された2020年シーズンを辞退。2021年以降も怪我に苦しんでいた。
ファーハン・ザイディ編成本部長は先発で起用する予定だと話している。しかし、スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は「大失敗する2023~24MLBオフシーズンの決断を予想」という記事でヒックスに言及。メジャーでの先発登板はわずか8試合で、「先発として魅力を感じるだけの才能はあるが、これまでのMLBでの成績にはローテの一角として信頼できる投手であることを示す要素は何もない」とした。
ジャイアンツは昨オフ、アーロン・ジャッジ外野手との契約を逃し、今オフも大谷翔平投手、山本由伸投手をライバル球団であるドジャースに奪われた。ヒックスだけでなく、韓国プロ野球のスター、イ・ジョンフ(李厚政)外野手を6年1億1300万ドル(約167億円)で獲得するなど、大金をつぎ込んでいる。大型補強は成功するだろうか。
(Full-Count編集部)