驚異の防御率「0.96」…26歳が示した“朗希級数値” 2軍で見せた覚醒の兆し「13.50」
ソフトバンク・笠谷は昨季2軍で防御率0.96と圧倒
ソフトバンクは今春のキャンプで笠谷俊介投手を1軍スタートにした。2014年ドラフト4位で入団した左腕は2020年は20試合で防御率2.84をマークしたが、以降は1軍と2軍を行ったり来たりだった。それでも昨季は2軍で圧倒的な数字を残していた。
層の厚いソフトバンク。昨季は1軍ではわずか8試合の登板に終わったが、防御率は1.59の好成績を残していた。株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、2軍では28試合に登板し、防御率0.96。奪三振数は28イニングで42個、奪三振率は驚異の13.50をマークした。奪三振割合も35.3%と驚異の数字を残した。
昨季、1軍での奪三振率1位は90イニング以上だとロッテ・佐々木朗希投手の13.35。令和の怪物にも匹敵する指標となっている。一方の課題は制球力か。昨季の与四球割合は13.4%とキャリアワーストだった。
小久保裕紀新監督の下、1軍で地位を確立できるか。キャンプから猛アピールしたいところだ
(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。