キャンプ開幕も…発表されぬ“残り1人” ドラ1は育成から再起、広島戦力外のその後
広島戦力外組、支配下の去就はすべて発表
オリックス、西武を除くNPB10球団は1日から春季キャンプが始まった。広島で今オフに戦力外通告を受けた選手の多くはすでに新天地を見つけた。1月31日には行木俊投手が独立・九州アジアリーグに所属する北九州下関フェニックスでプレーすることが決まり、去就が発表されていないのは、残り1人となった。
今オフに戦力外通告を受けたのは7人。支配下では、2017年に15勝3敗、防御率2.58、勝率.833で最高勝率のタイトルを獲得した薮田和樹投手が戦力外に。12球団合同トライアウトを受けたがNPB球団からの声はかからず。今季から2軍に参入するオイシックス新潟アルビレックスBCでプレーする。
2015年のドラフト1位、岡田明丈投手も戦力外に。2019年には開幕ローテーション入りを果たしたが、わずか3登板に終わった。翌2020年以降は1軍登板はゼロ。2021年にトミー・ジョン手術を受けた。今季から育成選手として再契約。支配下登録を目指す。藤井黎來投手も育成再契約となった。
木下元秀外野手は2019年育成ドラフト2位で入団。支配下登録は叶わず、オフに戦力外通告を受けた。その後、オリックスと育成契約。パ・リーグ王者のチームでプレーすることとなった。また、現役を引退した選手も。三好匠内野手は昨季1軍出場がゼロに終わり、戦力外を受けた。今季からは広島の1軍内野守備・走塁コーチを務めることが球団から発表された。
育成の行木は北九州でプレーすることが決まり、去就が発表されていないのは、育成の20歳、中村来生投手のみとなった。中村はアリゾナ州フェニックスを拠点に、MLB傘下球団と試合を行い、プロ契約を目指す「アジアンブリーズ」に参加する予定となっている。
(Full-Count編集部)