藤浪晋太郎の“不運”示す「4.61」 メッツでブルペンの柱へ…MLB公式が注目した数字
藤浪がメッツと1年約5億円で契約合意したと米メディアが伝えた
オリオールズからFAとなっていた藤浪晋太郎投手がメッツとの1年契約に合意したと2日(日本時間3日)、米メディアが伝えた。基本給335万ドル(約4億9800万円)プラス85万ドル(約1億2600万円)の出来高つき。MLB公式サイトは昨季の不運を示す「4.61」に注目した。
まだ正式発表ではないものの、藤浪とともに左腕ジェイク・ディークマンと1年契約に合意し「ブルペンの枠を埋めることにさらに近づいた」と分析。また藤浪の年俸について「メッツのブルペン陣の中でトップ4に入ることになる」と説明した。
メジャー1年目の昨季は、7月にアスレチックスからオリオールズにトレード移籍。2球団で計64試合に登板して7勝8敗、5ホールド2セーブ、防御率7.18だった。MLB公式は「フジナミへの信頼は主に球そのものの質にある。昨季球界屈指の剛腕で、最速102.6マイル(約165.1キロ)を出し、100マイル以上の球の数で彼を上回った投手は8人しかいなかった」と評価する。
守備から独立した投手の失点率の評価の指標で、投手のみの能力を評価するために用いられる「FIP」は4.61。それだけに「この基準は彼が最も不運な投手の一人だったことを示唆しているが、アスレチックスの先発ローテーションからブルペンに移った後は運が上向いた」と分析した。メッツではどんな投球を見せてくれるのだろうか。
(Full-Count編集部)