虎新助っ人の“弱点”を巨人OB指摘 最速163キロも「ガタガタっといく可能性」
高橋尚成氏が阪神に加入したゲラを分析「投手として伸びしろしかない」
巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新し、阪神に新加入したハビー・ゲラ投手を分析した。最速163キロを誇る守護神候補だが、「ガタガタっと脆くいく可能性もある」と“弱点”を指摘した。
28歳のゲラは、パドレス、レイズなどでメジャー通算61試合に登板して3勝1敗、防御率6.43。映像を見たという高橋氏は「球速いなって。160キロ以上投げられる投手ってそうそういないので脅威かなと思いますね。(巨人に厄介に)なると思います。イニングに対して四球の数が少ないんです。これだけのパワーピッチャーだと結構ボールになっちゃうけど、まとまっている感じがする。ピッチャーとして伸びしろしかない状況」と感想を口にした。
2018年までは主に遊撃手として出場しており、2019年に投手転向したばかりとあって伸びしろも十分だ。一方でまだ投手歴が浅いからこそ、課題ももちろんある。
攻略のポイントとして「速い球を投げる投手は、野手の方たちはストレート系を待って反応していくでしょうけど、速いストレートを打ち返すパワーは必要かなと。抑えているシーンしか見ていないが、だいたい低めのいいところに決まっている。まだ粗削りな点があるので、ファウルで逃げたり、今まで経験したことのない状況をつくるとガタガタっと、脆くいく可能性もある。チーム全体でできれば攻略の余地はあるのではないかと僕は思う」と指摘した。
「いい球を投げるのに、メジャーの防御率自体があまりよくない。防御率だけで判断するのもどうかと思うが、簡単にヒットを打たれたり本塁打を打たれるケースがあるんじゃないかな。まだまだポテンシャルだけで今ピッチャーをやっているような状況かなと」「日本でクイックとフィールディング、牽制を叩き込まれる。間違いなくキャンプで嫌っていうほどやらされる。改善の余地はあるんじゃないかなと思いますね」と高橋氏。2連覇への強力なピースとなるのだろうか。