同僚が次々に絶賛…山本由伸が3日間で与えた衝撃 覆す懸念、CY賞右腕彷彿の声も
2度目のブルペンに入った山本…チーム内からは絶賛の声
ドジャースの山本由伸投手に、チームメートや首脳陣からは絶賛の声が上がっている。キャンプがスタートし、11日(日本時間12日)には2度目のブルペン入り。12年総額3億2500万ドル(約484億9000万円)という歴史的な契約を結んだ右腕に、チームの誰もが興味津々だ。
メジャーでの実績はゼロだが、この契約は二刀流の大谷を除くとメジャーで投手史上最長かつ最高額の契約。キャンプ初日にブルペン入りすると、チームメートや上層部がズラリと並んで視線を送った。昨年のシーズン中から、オフのメジャー挑戦に向けて、多くの米メディアが山本に注目していた。その中で“懸念点”として何度も指摘されていたのが身長178センチというメジャーでは比較的小さい体格だった。
しかしその“懸念点”は、山本には当てはまらないのかもしれない。キャンプ初日、ブルペンを真横で見守ったウォーカー・ビューラー投手は「(身長が低くても成功した例は)たくさんある。まず思い浮かぶのがティム・リンスカムだね」と話し、身長180センチで2度のサイ・ヤング賞に輝いた右腕の名前を挙げた。山本については「リリースやスピンが素晴らしかった。(身長だけではなく)全体像を見るようにしているよ」と称賛した。
打席に立ったギャビン・ラックス内野手は「えげつない。本当にえげつない、感心しているよ」「4つのどの球種でもストライクを奪えるし、スライドするモーションも(打者に)とってはタイミングが打ちづらい。大きな成功を収めるだろう」と太鼓判を押した。
身長203センチのタイラー・グラスノー投手は「衝撃を受けた」と目を見開く。「本当に体幹が強いんだと思う。身長が関係あるかわからないけど、非常に効率的に投げることができている。メカニックに無駄がない。足の上げ方というより、体重の比率配分だ。体重移動が本当に上手いということは、運動神経も抜群だ。なので(投球を)見て驚かなかった」と振り返っていた。
2度目のブルペンにも大谷翔平投手ら約50人のチーム関係者が集結。その中でも「自分の投球ができていたと思います」と胸を張った。海を渡っても、やり投げなどの独自のトレーニングを一人で行い、“山本流”を貫く。懸念を払拭する活躍に、早くも期待が高まっている。
(Full-Count編集部)