西武24歳の魔球が「メッチャ落ちる」 “絶滅危惧種”の習得で「手に負えない投手に」
西武の佐藤隼輔がフリー打撃でパームボールを披露した
西武の佐藤隼輔投手が15日、宮崎キャンプでフリー打撃に登板し、切れのある直球と、新たな球種として取り組んでいるパームボールなどで佐藤龍世内野手を翻弄した。近年は投げる投手が少ない球種に、ファンも「メッチャ落ちるやん」「完璧にモノにしている」などと期待の声を寄せている。
「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeチャンネルが両選手の“対決”動画を配信。佐藤隼は高めの直球で空振りを奪い、ボールが2球続いた後、変化球で2球連続ファウルに。最後は「パーム」と宣告し、低めへ投じた球は鋭く落ち、佐藤龍は体勢を崩しながらバットに当てるのがやっとといった感じでファウルとした。この結果に「おぉ」とどよめく声もあがっていた。
2021年に筑波大からドラフト2位で入団した左腕は1年目は先発が主だったが、昨季はリリーフで47登板。防御率2.50で18ホールドをマーク。最速は155キロを誇る。11月の「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」でも侍ジャパンに選出され、今季は守護神への意欲も示している。
頼もしい24歳にファンは「新球種は楽しみでしかない」「投球フォームも投球スタイルもまじかっこいい」「パーム習得されたら更に手に負えない投手になるな」「佐藤パム輔として名を馳せる日を楽しみにしています」とコメント。
また2001年から2011年まで西武に所属した帆足和幸(現ソフトバンクホークスジュニア監督)がパームボールを駆使して、先発ローテの一員として活躍していた時期もあったことから「パームも使う選手も絶滅危惧種だからもうちょい増えてほしい」など、パームボーラーの“復活”を歓迎する声も相次いでいた。