山本由伸、ベッツから空振り奪取 ”初登板”は「85点」… 155キロにファン喝采

ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

「85点。思ったより良かった」

 ドジャースの山本由伸投手は17日(日本時間18日)、米アリゾナ州グレンデールの球団施設で実戦形式の打撃練習「ライブBP」に初登板した。フレディ・フリーマン内野手、ムーキー・ベッツ外野手ら主力選手と対戦。打者6人に対して28球を投げて、安打性の打球は1本だった。最速155キロを記録し、山本は「85点。思ったより良かったです」と笑顔を浮かべた。

 上々の“初登板”となった。ベッツへの3球目では内角高めフォーシームで空振りを奪った。「インコースのストレートのサインだったので、インコースを狙って投げました」。抜け球も少なく、スプリット、カーブ、カットボールと制球力抜群だった。フリーマン、ヘイワードら主力打者との対戦となり、「幸せですね。ありがたい。メジャーのトップレベルの打者に投球できたのは、すごく良かったと思います」と喜びを噛み締めた。

 登板後、ファンは拍手喝采。ロバーツ監督からハグをされた。「ストレートは特にコントロール良く投げることができましたし、フォーク、スプリットも何球かいいところに決まっていたので。ここからもっともっと精度を上げていけたらと思います」。3月20日から韓国で行われるパドレスとの開幕2連戦で初登板する可能性が浮上している。日本のエースが好スタートを切った。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY