元助っ人が目撃した大谷翔平“伝説” 脳裏から離れない「虹のようなアーチ」
オリックス、楽天でプレーしたロメロ氏がド軍キャンプで大谷、山本と再会
かつてオリックス、楽天で外野手としてプレーしたステフェン・ロメロ氏が先日、米アリゾナ州グレンデールにあるドジャースのキャンプ地を訪れ、大谷翔平投手、山本由伸投手ら“旧友”と再会した。大谷のメジャーでの活躍ぶりを「本当に信じられないこと」と絶賛した。
今季は打者に専念する大谷が、打撃練習で快音を連発させていることについて「彼はいつも素晴らしいパワーを持っている。完璧なスイング、虹のようなアーチだ。私が日本でプレーした1年目(2017年)でも、札幌ドームでムーンショットをかっ飛ばしていた。ドームの上段まで飛ばしていたよ。日本で見た光景は特別なものだったけど、米国で成し遂げていることも驚異的なことだ」と改めて絶賛した。
わずかな時間ながら大谷と旧交を温めたといい「始まる前に少し話したよ。日本でも打撃練習の時に私からよく話しかけていた」と笑顔を見せた。
大谷が走塁面にも力を入れており「40-40(40本塁打40盗塁)」を達成する可能性にも言及。「彼が成し遂げていることは、本当に信じられないことだ。今年は打撃に集中する。40盗塁できれば素晴らしいことだと思うけど、このチームには同様にたくさん盗塁をできる選手が多くいる。彼の仕事は得点圏でランナーを返すことなので、そのことに集中して欲しい」と力を込めた。
山本由伸は「今までプレーしてきた中で最高のチームメートの1人」
ロメロ氏は2017~2019年と2021年にオリックスに所属しており、山本は当時のチームメート。米国での再会に「本当に興奮している。ここで素晴らしい成績を残してくれると思うし、日本でも驚異的な成績を成し遂げた」と大喜び。「彼らがどうしているか気になっていたし、ヤマモトとも話したかった。(山本とは)連絡を取り合っていたから、『君を見るためにキャンプに行くよ』と伝えていた」と明かした。
さらに「今までプレーしてきた中で最高のチームメートの1人だ。日本にいた時、いつも気にかけてくれた。私が質問すれば、彼はいつも『ここのレストランがいい。あそこのレストランもいい』と教えてくれた」とエピソードも披露した。
NPB時代に“強敵”だった大谷、“驚異の同僚”だった山本との再会は、ロメロ氏にとってもかけがえのない時間となったようだ。
(Full-Count編集部)