元有望株24歳は「エ軍で最も危機的状況」 迫る戦力外…放出でも「見返り望めない」

エンゼルスのジョー・アデル【写真:Getty Images】
エンゼルスのジョー・アデル【写真:Getty Images】

マイナーオプションが切れたアデル、マイナー降格なら事実上の戦力外に

 エンゼルスのジョー・アデル外野手が、もう後のない状態で新シーズンに突入する。MLB公式サイトのレット・ボリンジャー記者は「この春、証明すべきものがあるエンゼルスの5選手」を特集。かつて超有望株として期待されたアデルについて、「エンゼルスで最も危機的状況にある選手だ」と言及している。

 2017年ドラフト1巡目(全体10位)でエンゼルスに指名されると、2019年11月に行われたプレミア12の米国代表としても注目を集めた。しかし、2020年にメジャー昇格したが38試合で打率.161と期待に応えられず。4年間で178試合に出場し打率.214、18本塁打、OPS.625にとどまり、守備でも凡ミスを連発した。

 メジャーとマイナーを行ったり来たりの4年間を過ごしたが、今季はそういうわけにはいかない。マイナーオプションが残っておらず、降格の際にはDFA(事実上の戦力外)になりウエーバー公示にかけられる。さらにはトラウト、ウォード、モニアック、ヒックスと外野はすでに4選手がひしめき合っている。

 記事では「24歳のアデルは、この春、好調なら5人目の外野手としてロースター入りを果たすかもしれない」としている。しかし、もし開幕ロースターに入らなければウエーバーにかけられる。「エンゼルスはアデルをトレードに出すかもしれないが、おそらく大した見返りは望めないだろう」と予想している。

(Full-Count編集部)

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